『動くカラダの基礎知識』公式ブログ|カラダ知るジムBODY TIPS

呼吸のチカラ

今日はいつもと少し違う切り口のお話。
昨日、BODY TIPSのFBページに珍しく症例報告のようなものを載せました。
www.facebook.com/bodytips

 

そこにあるのはダイエットを主目的とした男性の2ヶ月間の成果。
毎週3回、60分の運動+30分の施術を組み合わせたコンディショニング。それを8週継続した結果、体重-3.8kg、体脂肪-1.6%、ウエスト-8cmでご覧のとおりのスリムアップ。

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昨今、流行りのダイエットジムとは違い、一気に体重を削ぎ落とすようなことは絶対にしないのがBODY TIPSの流儀。2ヶ月という期間を考えるとあと2kgくらいは落とせたが、この方は仕事上の会食がかなり多くそれがなければ難なくその数値には届いたはず。

 

ちなみに、食事制限は一切していません。
ただ、適正量にする意識を持ってもらっただけ。
それだけでウエスト-8cmhはなかなかのモノ。

 

そこに何を行ってそれを手にしたのか?
それがタイトルにある”呼吸”です。
ただ、人間が本来するべき当たり前の呼吸をしてもらっただけ。

 

そんな風に言うと???な方が多いと思います。
つまり、ほとんどの大人はまともに呼吸が出来ていないというコト。
この人もその1人だったのでお教えしたのですが、実は呼吸というアプローチを選択したのにはもうひとつ理由がありました。

 

それは、この方は動脈硬化で心臓オペ歴あり。
当然それは高血圧を意味し、降圧剤を飲んでいます。
さらには、糖尿、痛風もあって毎日たくさんの薬を飲んでいます。

 

高血圧の原因は?と聞くと特に医者から言われていない。
つまり、原因がわからないということ。
人それぞれいろんな原因がありますが、基本的にはどれも生活習慣。

 

基本的に肥満の人は体表面積が大きく、体液量が増加します。
それに伴い、心臓の収縮力もアップしたり、血管抵抗も強くなるので血圧が高くなるというパターン。すると、交感神経が働きやすくなり悪循環。

 

そんな人には運動がよい!という生半可な情報で一生懸命運動する人がいます。高血圧には有酸素運動がいいらしいと聞き、ジョギングしたりする人も多いのではないでしょうか?しかし、この方は降圧剤を飲まなければ血圧が上は160−180mmHG位まで上がってしまうそう。ならば、最初は運動じゃなくていいや!というのが私の選択でした。

 

間違っても息むような筋トレなどすべきではないし、心拍を上げるランニングなども無理にやる必要はない。それよりもまず動きやすいカラダづくり。それに徹しよう!そう思ってやり込んだのが”呼吸”なのです。

 

これは肥満だから、高血圧だからではなく、ほとんどの人がまともに呼吸出来ていません。まず、ほとんどの人が吸うのではなく、吐くコトが出来ていない。交感神経優位で肥満傾向にあるこの方などは確実に吐けていないのです。

 

呼吸は吸うコトに筋肉をつかうので、そっちにばかりカラダを使い、気づいたらカラダが緊張している。緊張した筋肉は正しく働かないのです。そして、本当はこうやって呼吸するんですよ!というのをお教えするとまずどんな人でも最初はきちんと出来ません。まさか!?馬鹿なこと言うなよ!!そう思われますか?

 

でも、自信を持ってお答えします。
まず、大抵の人はまともに呼吸が出来ません。
だから、ちゃんとした呼吸が出来るようになるまで練習するのです。

 

その結果、この方はコンディショニングをはじめて1ヶ月くらいしたところで、突然めまいのような症状を口にし、翌日かかりつけの病院に診察を受けに行かれました。結局それは、ここでコンディショニングに取り組み1ヶ月ですでに血圧が下がっていたのです。ですが、医師から処方されていた降圧剤を朝晩飲み続けていたので、血圧が下がり過ぎて低血圧の症状を呈したいたというコト。そして、医師からはまず夜に飲んでいた降圧剤は服用をやめるよう指示を受け、今は朝だけ飲んでいます。

 

血圧が下がったんならもう朝も飲まなくていいんじゃないの?と思われそうですが、薬は一気に全部やめてはいけないんですよね?私は医師ではないので詳しくはわかりませんが、その指示は私がすべきことではないので医師にお任せです。でも、このまま続ければいずれ朝の降圧剤も不要になると医師に言われたそうです。ご本人も喜んでいらっしゃるし、私もうれしく思います。何が嬉しいかというと、私の目論見通りに運んでいるコト^^

 

呼吸は脳幹の延髄というところで制御されています。延髄には間脳や視床下部といった自律神経を制御する場所があります。呼吸は生きている間ずっと不随意的に続けれらる自律神経の作用のひとつですが、随意的に変化させるコトも出来ます。それは横隔膜を主とした筋肉による運動であり、前頭葉の運動野という大脳皮質の領域で行われます。なので、”運動”としての呼吸は、自律神経に随意的に介入できるのです。

 

さらに、交感神経と副交感神経という2つの自律神経の切り替えを司るのが脳の扁桃体という場所。不安や緊張、興奮、怒りなど情動的側面を司る大脳辺縁系にもこの呼吸は働きかけることが出来ると言われています。正しく呼吸するだけでこんなにたくさんの脳機能に働きかけるのです。そして、血圧が下がっていく。

 

そして、呼吸の大きな働きは体内のCO2を吐き出し、O2を取り入れること。その新鮮なO2が血流にのってカラダの隅々まで届けられることで代謝が促進され、無駄な体脂肪は削げ、痛みや疲れも抜け、カラダが若返る。そのすべての元となること、それは”呼吸”です!呼吸がまともに出来なければ何をやってもその場しのぎ。それさえわかればカラダは自在に働ける。少なくともすべての可能性がここにはあります!

 

今日はちょっと長くなりましたが、ご理解いただけたでしょうか?
こんな基本的なお話から、実際いまのカラダの状態がどうなっているのかの見極め方、そしてそのカラダをどのようにして整えていけばよいのかといった方法までお伝えするセミナーを毎月開催しています。

 

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それでは、今日はこの辺で!


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