inner voice

ギャップに気づく

カラダに不調をきたす原因が、カラダ以外にもあるということを受け入れられるなら、変化は早く訪れます。それはカラダの不調にのみ言えることではなく、自分が望む未来に対しても同じこと。ただ、変化のスピードは人それぞれ。

本質的に人間は、「望むことより、望まないこと」に意識が向く傾向があるように思います。それは生き延びるために人間に埋め込まれたデフォルト・プログラムなのかもしれません。こうなりたい！より、こうならないといいな！が強いのです。

そして、脳は意識にあることを忠実に現実化するようプログラムされています。更には、脳は否定形を理解できないという事実を聞いたことがある人も多いでしょう。つまりは、カラダに起こること、人生に起こることはすべて自分が意識していることを忠実に再現しただけなのです。

いやいや、私はそんなことまるで望んだりしていません！と言う人も多いかと思います。私にも今でもそういうことは沢山あります。しかし、そう思うのはいわゆる顕在意識、つまり表層の意識であって、その奥にあるあなたの潜在意識、さらにはそのまた奥の無意識で何をどう思っているか、すべてはそこにあります。

このステップで大切なのは、自分の表層の意識と深層の意識で思っていることのギャップに気づくということ。人それぞれ変化のスピードが違うのは、まずいかに早くここに辿り着けるか、それにかかっています。

それが難しく感じる人もいれば、そうでもない人もいるでしょう。それ以前に、私には表も裏もなく、このまんまの自分がすべてです！と言う人もいます。

しかし、まず間違いなく誰の前でも100％素の自分を出している人は存在しないと思います。それでもそう思えない人こそ自分の中にあるギャップに気づけていないのだと思います。

ギャップがあることが悪いことではないのです。何故ならほぼこの世界の誰にもあるものだから。むしろ、それを受け入れられないことが災いを生むことになるかもしれません。

そのギャップに気づくのが怖いという感情はあるかもしれません。いや、それもおそらく誰しもが感じるものなのだと思います。だから、目を背けて今日まで生きて来たのです。

でも、そこまで受け入れられるステージに来たのなら、早くそこに気づき、手放して行く、それがあなたの人生をより輝くものにすることは間違いありません。

Woman Stretching Her Arms In Front Of Window

自分とつながる

カウンセリングやコーチングなど、人を導くプロとどれだけ対話を重ねても、なかなか自分の奥深くに隠れる意識に手が届かず、前に進めない方もいらっしゃるかと思います。いろんなものをカラダに押し込んで、抑圧を重ねて来た人ほどカンタンには手が届かないように思います。

たくさんのブロックがかかり、拠り所となる「言葉」も思うように出て来ず、八方塞がりになるケースもままあります。そうなったら、言語によるコミュニケーションだけでその局面を突破するのは難しくなります。

そんな時にいつも提案するのが「瞑想」です。

瞑想と聞くとちょっと苦手意識がある人もいらっしゃいますが、ここで行う瞑想はおそらくイメージされるようなモノとは少し違うかもしれません。

ここで行う瞑想は、対話形式で行います。何か道具を使ったり、特殊なチカラに頼ったりするモノでもなく、私との対話の中で深く自分のカラダや、自分の意識へと入り、隠れていた自分自身の声に耳を澄ませます。

そうすると何かしらが聞こえて来ます。それが言葉であるかどうかはわかりませんが、必ず何かが聞こえて来ます。

すべてをクリアし、人生を進めていくために必要なのは、いつの間にか切れてしまった自分とのつながりを結び直すこと。普段まるで見向きもしなかった自分の中に隠れていた自分、それこそが本当の自分。その声を拾ってあげられるのは、あなたしかいません。それを聞くためのお手伝い、それがこのプログラム”inner voice”です。